蹼(みずかき)

わが蹼ひっぱっている朝寝かな

水使う母のゆらゆら雪柳

掌に受けて春の雨粒ポケットに

水を飲む恋猫やもうおわりそう

山ほととぎす浄水器強くひねる

膝小僧濡れてはならぬあめんぼう

声投げる井戸をさがしていたりけり

夏の川遡るときガイド歌う

水中りして包まれる花模様

水売りの鈴いっぱいの袋かな

立ち泳ぎして友達を待っている

いととんぼ連れてさざなみさざなみ

屋形船からマヨネーズ買ってきてね

灼熱の蛇口ひねりて傷洗う

赤の鉢巻きこんがらがって濯がれる

海の色作りはじめる法師蝉

にこにこと湾ふところに雷を入れ

朝顔の蔓は渚に向きたがる

夜の秋白身はみでるゆで卵

天高く水光らせるウェイター







俳句作品
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俳句四季1年競詠作品集
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エッセイ
[虹01]あるいはコンプレックス
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