1日目
★九月29日(土)
襟裳岬斜めに飛びし秋愁
今日から3日間北海道旅行だ。行く間際になって時計を仕事場のエプロンの中に忘れたことに気づく。仕方がないからトラベルウオッチをポケットに入れる。
朝、5時30分頃家を出る。品川で京急に乗って羽田に行くのははじめて。7時40分発帯広行き。アメリカテロで海外旅行のキャンセルが相次いでいるから、国内旅行は盛況ではないだろうか。ほぼ満席。良く晴れて襟裳岬やパッチワークのような畑がよく見えた。
インターネットで千代田堰堤が北海道で一番鮭の遡上が多いとあったから、このツアーにしたのに、十勝川の大きい川では黒っぽい鮭はあんまり見えない。背びれが遠くから見えたけれど、水嵩も多く、ここの堰を跳び越えるのは大変だろう。テレビで見た鮭の大群の遡上などほんの20分で見られるわけはないのだと思っても残念。
然別湖に金子兜太先生の句碑があったかもしれないと思ったのはもうバスが出た後だった。そんなこときいたような気がする。目当てで行かないと見られないものだなあと思う。然別湖に映るくちびるやまも所々を赤く染めてやっぱり秋の風景は本当に美しいと思う。マグリットの大きな上唇。ここはオレンジや黄色の黄葉が濃いのだ。
オンネトーは3時半頃。この時間だと雌阿寒岳と阿寒富士に陽が当たって美しく見える時間だという。確かに午前中だと山が真っ黒になって湖面の色もずいぶん変わるだろうなと思う。水はエメラルドの色。
阿寒湖のホテルはニュー阿寒湖ホテル。ここの展望露天風呂はネットの露天風呂倶楽部かなんかの表紙に使われているくらいで行きたいなあと思っていたホテルだった。日の暮れないうちにと思っていたのに、北海道の日の入りは東京より30分早い感じ。今日のうちに近くの泥火山のボッケもいかなくちゃいけない。ボッケへゆく湖畔の散策路の波打ち際の石が骨のように白くきれいなので拾って帰る。
9階にある湯船はつかると阿寒湖と湯船がくっついて湖につかった感じになる大きい湯船。お風呂場の中にある階段を上がっていくと屋上に露天風呂だ。もう月が昇っている。雄阿寒岳の裾がまだほのかに赤い。湖の色がどんどん濃くなって観光船にライトがついていく。しあわせだなあ。
食事はバイキング。牡蠣の網焼き、ホタテ刺身、イカ刺し、蟹のはさみの炒め物など堪能。
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