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芸術とは何か? (2003年9月) 広辞苑によると、@技芸と学術。A(art)一定の材料・技巧・様式などによる美の創作・表現。 と説明されている。 また、某出版の小国語辞典によると、@学芸と技術。A美を表す活動の総称。とある。 どうやら、『技術』と『美』がキーポイントのようだ。 簡単に言えば、技術によって美を表現するということか!? わかったような、わからんような…。当然だと言えば当然、しかし本当にそれが芸術の定義なのか? と考えれば、それだけの説明では何だか判然としない気持ち…。 と云う事で…、以下、かなり主観的な(辞書的でない)私なりの『芸術』の定義です。 ●人間の心に感動を与える(一定以上の)技術を伴った表現形態(作品)。 ●人間の「経験からくる感情」に反応する美的構成や内容、或いはその感覚性を持つ表現。 ●人間の「潜在意識」に訴える美の形。(或いは魂の形?) ●人間の感情を、映像・言語・音などにより具象的或いは抽象的に擬似表現したもの。 う〜ん。何だかうまく説明できませんが…。 少なくとも、芸術とは『人間の心』がどう感じるかという問題である事は確かだと思います。 べたな言い方では、『誰もが感動する、魂が揺さぶられるような表現形態』という事!? そして、その表現目的が人間の根源的な『感情、感覚の普遍性』に基づいているという事です。 かっこ良く言うと、人間の『心の真理』というものを『作品という形で表したもの』が芸術ではないでしょうか!? ******************************************** |
映画 『戦場のピアニスト』 について (2003年4月の日記より) 映画『戦場のピアニスト』を観た。 何とも重くのしかかる映画だった。 感動して泣くといった一般的な娯楽映画の内容ではない。戦争を題材に人間のなかの不条理なものが描き出される。そこには生々しい虐殺シーン、何のためらいもなく即物的に発射される機関銃や大砲の(感情反応を超えた)暴力性、そしてその結果のおびただしい死体が戦争の真実の姿を伝える。 人間は普段はそう簡単に人を殺すことは出来ない。 しかし戦争になると、いとも簡単に殺しあう。 何故か? それは、個人間の感情が入らない集団的な特異な状況に置かれるからではないか? 集団的な方針に逆らう事は戦時下においては自殺行為に近いといえるし、 又実際に戦闘になると相手を殺さなければ自分が殺されるという特殊な状況だからだ。 この映画の主人公、ピアニストのシュピルマンは時世の流れに逆らえず、自分の命惜しさに逃げるしか方法がない。 しかし、遂にナチス将校に見つかってしまう。 「おまえは何者だ?」と問いかけられ、彼は当惑しながらも「私はピアニストだ。」と答える。 では弾け、と命令され彼はショパンのト短調バラードを弾く。 その演奏を聴いた後、将校は彼を見逃す(否、助ける!)。 これは、音楽によって『生きている人間の尊厳さ』そして、本来人間が持つべきである『個人同士の生なる感情』が生まれたという事であろう。 主人公はピアニストである事で偶然にも救われた訳だが、その根源は真実を提示してみせる「芸術の偉大さ」でもあった筈だ。 芸術(音楽)は人を幸福にするものであってほしい。人を充実した気持ちにさせたり、生きる喜びを感じさせるもの、 楽しんだり人の心を癒すものであってほしい。 しかし時には、生きる事の『不条理』を真実に提示するものでもあるべきだ。 それによって心が明るくならないとしても何か大切な真実がそこに隠されているはずだ。 『戦場のピアニスト(The Pianist)』はそういう映画だ。 ******************************************** |
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上記映画参照曲、サンプル試聴版(約45秒)へリンク↓ ♪ショパン作曲 : ノクターン 嬰ハ短調 『 レント・コン・グラン・エスプレッシォーネ ◆ ピアノ名曲ファイル(e-sound オンラインショップ) |